こんにちは。 クマノシャシンのフォトグラファー、くまのなつこです。 この度はご覧いただきありがとうございます。 クマノシャシンでは 長野県長野市を拠点に全国どこでもお伺いします。 成長記録をそのときだけの暮らしごととともに。 記憶をたどるあと押しとなる写真を目指しています。 2022年18年間住んだ東京から地元長野に移住しました。 妊娠がわかってすぐに、息子を自然豊かで土にまみれて育てたいと直感のように思い引越してきました。 写真学校を出させてもらい、いろんな写真の仕事を経験してきました。 この出張撮影のスタイルで写真を撮っていくきっかけとなったのは、自分の結婚式の写真集めでした。 祖母が母の母子手帳を出してきて、母が赤ちゃんの時の写真を見せてくれ 父は実家が建ったばかりの家族写真を引っ張り出してきてくれました。 そこには今は古くなった家具、母が作った洋服をきたワタシが写っていました。 知らない家族の歴史がいのちのつながりとしてあり、また、こんなにも愛されていたのね！と衝撃で。 おしゃれスタジオでの撮影経験もあり、着飾ったりする写真も大好きなのですが 生まれて育ってきた場所での写真にはこんなにも感情を動かす力があるのかとつよく感じました。 ​そして、この文を書いてる今、息子4ヶ月です。 写真を見返すと特に成長が著しい時期だとは思うのですが、3ヶ月前のこの子誰？状態です。 自分と息子との写真のなさに愕然としています。 多毛夫婦から生まれた多毛息子のため、すでに青年のような表情をすることもあり このムチムチの太ももや、汗びっしょりの首筋、母乳の匂いのするほっぺがあっという間にたくましくなっていくと思うと 喜びとともに、時間よ止まってくれい！とも思います。 先日、息子を抱いた私の父が『俺もこんなふうに抱いて世話したのかな？』と言ってどうかねー？と その時は流してしまったのですが やはりわたしたちは、忘れるのね！と実感。 忘れるから進んでいけるのですが、記録に残さねば、カメラカメラとなりました。 そんな父はたくさん写真を残してくれていました。 だからこそ写っていなかったり オムツ替えや授乳のお世話カットは、目の前の育児に一生懸命すぎて写真に頭が回りません。 たくさん残してくれた母が抱くワタシ。姉妹写真。三脚で撮った家族写真。 ハイ、チーズと撮られた家族でしか撮れない写真も最高です。 それとは別に、家族ではない少し引いた目線だからこそ残せる、その時だけの育児の暮らしごとを、 お写真で残すお手伝いをさせていただきたいと思っています。 また、わたしが暮らしにお邪魔して撮らせていただきたいのは、記憶をたどるあと押しをしてくれる写真です。 タバコの香りからじいちゃんを思い出したり、雨の香りで小さい頃を思い出したり わたしは香りから記憶が蘇ることが多いです。 どんな風にお世話してくれていたんだろう、遊んでくれていたんだろう。と 記憶をたどる時の、香りの役割のような写真を目指して。 一人でやっていたmaaru photoworksから、みなさまによりよいものをお届けしたいと 夫とともにクマノシャシンを立ち上げました。 なにかご縁を感じお声かけいただけましたら嬉しく思います。 みなさまにお会いできることを楽しみにしております。